毎日の緊急案件に忙殺され、解決しなければならないモヤモヤ案件を先延ばしにしていませんか?
私もつい数年前まで先延ばし癖に悩まされていました。
先延ばし案件が生ずる理由は3つあります。
①専門外の案件を受諾し、ずるずると先延ばし
②緊急案件に忙殺され、ずるずると先延ばし
③パーソナリティー(個人的な性格・習慣)の問題により、ずるずると先延ばし
しかし、同じ職場・職種・状況にあっても、先延ばしにする人とそうでない人がいることに気づきます。
そこで、そもそも先延ばし案件の根本的な要因は、外部的要因(①②)ではなく、その人の内部的要因(③)に起因するのではないかとの仮説が成り立ちます。
そこで③のパーソナリティーを深堀すると、次の経験則が浮かび上がります。
◆自己把握できる人は、先延ばし案件を抱えない
自己把握できる人は専門外の案件を受諾することは稀ですし、誤って専門外の案件を受諾したとしても早期中断又は外注等の適切な出口戦略を採用できます。自己把握できる人は、自分のことをコントロールできるので、案件を適切に整理し、緊急案件に忙殺され重要案件を先延ばしにすることはありません。
◆自己把握できない人は、先延ばし案件を抱える
自己把握できない人は、安易に(見通しなく)案件を受諾し、優柔不断がゆえに中断又は外注等の適切な出口戦略を採用できません。自分を把握しない人は、案件を整理できず、緊急案件に忙殺され、重要案件を先延ばしにしてしまいます。
先延ばしを防ぐには、自分を把握することが重要です。
自分を把握するために必要なことは何でしょうか?
私の場合は、毎日簡単なノートをつけることで、自分を把握することができるようになり、先延ばし癖が改善されました。
キッカケは、「あなたを天才にするスマートノート(岡田斗司夫著)」を読んだことです。
この本を読んで、「これなら自分でも続けられる」と思い、部分的に取り入れました。
具体的には、A4ノートを購入し、見開き右ページに日々の日報(時間ごとのタスク・訪問先・電話等)を淡々と記録し、 左ページにモヤモヤとしたキーワードなどを書き出していきました。
たったこれだけのことで、頭の中が整理され、日々のパフォーマンスが明確に改善しました。
結局、人生では自分の解決できることにフォーカスするしかありません。
日々の生活の中で起こる出来事を等身大で把握する方法が、スマートノートをつけることなのです。
毎晩又は毎朝5分で付けられます。まずは3週間続けてみてください。
自己コントロール感が向上し、精神的余裕が生まれ、パフォーマンスにも必然的に好影響が生じます。